戦国大名池田勝正研究所
世界唯一、摂津国豊嶋郡に生きた池田筑後守勝正を紹介するブログ
2016年3月26日土曜日
中岡嘉弘氏著 改訂版 池田歴史探訪(寺社・史跡・遺跡見所のすべて)という本
›
中岡嘉弘氏は、私と同じく池田郷土史学会の会員でもあり、池田の郷土史について、色々と教えていただいています。中岡さんは1930年のお生まれで、京都のご出身。1950年代から池田にお住まいです。 京都出身という事もあるのだと思いますが、生活の中で身についた歴史的知識というものが...
2016年3月20日日曜日
摂津国豊嶋郡細河郷と戦国時代の池田(はじめに)
›
古江橋を経て多田へ続く道(1970年頃か) 政治的問題を解決するため、武力行使が一般化していた戦国時代には、摂津国豊嶋郡細河庄(郷)は、摂津国人池田氏にとっても重要な地域でした。 しかし、そういう場所でありながら、研究や解明がほとんど進んでいません。今も池田市域内は...
2016年3月17日木曜日
浅井・朝倉攻めと池田勝正 -この戦いが池田家の分裂を招いた-(三好三人衆方に復帰後の池田衆の動き)
›
元亀元年6月の池田家内訌後、当主勝正を放逐し、特別な旧誼もある三好三人衆方へ復帰した。三好方にとって、この事は大利であった。港のある摂津国尼崎方面から、いくつかの要所を押さえれば池田領内を利用して、そのまま丹波国とも連絡がつけられるようになった。また、池田衆の将軍義昭政権からの...
2016年3月16日水曜日
浅井・朝倉攻めと池田勝正 -この戦いが池田家の分裂を招いた-(内訌の様子とその後の勝正の動き)
›
織田信長は、阿波・讃岐国の大名三好氏の勢力が西から迫る事は早くから想定しており、金ヶ崎城から京都へ戻った時には、暫くとどまって、その動きを観察していたらしい。 しかし、信長にとっての最大の誤算は、近江国の姉川方面での決戦が見え始めた重要な時に、摂津国池田家中で内訌が起きた事...
2016年3月15日火曜日
浅井・朝倉攻めと池田勝正 -この戦いが池田家の分裂を招いた-(金ヶ崎の退き口から第二次浅井・朝倉攻め(姉川合戦)に至るまで)
›
越前国の南西の防衛は、敦賀郡にある天筒山が最も重要と考えられている。そのため、天筒山を要塞化し、更に木ノ芽峠までも要塞化して防衛に力を注いでいたらしい。その天筒山から海側に伸びた尾根の先端に有名な金ヶ崎城がある。 この要塞を池田勝正を含む幕府・織田信長の軍勢は、海と陸から攻...
2016年3月14日月曜日
浅井・朝倉攻めと池田勝正 -この戦いが池田家の分裂を招いた-(軍事行動の目的と池田家の役割)
›
近年の、中・近世における交通・物流研究の深化により、戦国時代の権力についても多角的な視点が示めされるようになってきている。また、中世後期は「戦国時代」とも呼ばれ、政治の一部として「武力」が、政治問題の解決方法に用いられていた。軍事的な視点では、節目となる大きな戦争が既に知られて...
2016年3月13日日曜日
浅井・朝倉攻めと池田勝正 -この戦いが池田家の分裂を招いた-(諸役負担、軍事負担、一部の権利返上)
›
池田衆のそれまでの経緯と実力から、「郡」単位の領知(本拠の豊嶋郡を中心に)を上位権力から認められるまでになっていた。 そして池田衆は将軍義昭政権において、摂津守護職を任される事となった。この時、池田衆の郡単位での様々な役の経験と地域求心力は、他の地域でも有効だったと思われる...
2016年3月12日土曜日
浅井・朝倉攻めと池田勝正 -この戦いが池田家の分裂を招いた-(池田衆の実力)
›
池田家は、摂津国内屈指の規模を持つ勢力で、それについては様々な史料でも確認できる。それは、交通の発達による流通も含め、その時代性に見合う地の利と中世的社会全体の発展があり、五畿内中の有力都市に成長した事と無縁ではない。 都市・交通・物流・農産品の生産などが複合的に、より地の...
2016年3月11日金曜日
浅井・朝倉攻めと池田勝正 -この戦いが池田家の分裂を招いた-(はじめに)
›
筆者は池田郷土史学会の会員で、平成23年(2011)7月10日に「浅井・朝倉攻めと池田勝正 -この戦いが池田家の分裂を招いた-」と題して、研究発表を行いました。この年、大河ドラマで「江〜姫たちの戦国〜」を放映中でしたので、それに沿った内容で、池田勝正の関わりを紹介しようとの考え...
2016年3月4日金曜日
1570年(元亀元)の「金ケ崎の退き口」の池田勝正の退路
›
このテーマについて、長い間考えているのですが、最近ちょっと福井県小浜市を訪ねる機会があって、いくつか購入した資料を見ていると、再度考えるヒントが色々ありましたので、この機に少し思索をしてみたいと思います。 今も勝正の退路を見極める事ができずにいるのですが、私の頭の中には以下...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示